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宮城県産養殖銀鮭

銀鮭の生簀に寄せる船の写真

銀鮭とは

鮭の仲間である銀鮭は、主に北太平洋を回遊しており、鮭と同様に産卵の時期になると川へ遡上(そじょう)する魚です。魚体全体が銀色で背面や背びれに小さい黒点があり、天然の銀鮭は背びれの付け根が他の鮭に比べて太いのが特徴です。日本沿岸で天然の銀鮭が川に遡上することは稀で、国内にて流通している銀鮭はほとんどが養殖銀鮭です。そのうちの90%が宮城県内で養殖されており、弊社ではオリジナルブランドの銀乃すけ・伊達のぎんの製品を製造しております

銀鮭の養殖について

銀鮭養殖のサイクルについて説明しているイラスト。銀鮭の養殖は出荷される前々年の孵化作業から始まります。

全国の養殖銀鮭シェア90%を占める宮城県産養殖銀鮭

宮城県産の銀鮭について説明しているイラスト。宮城県の位置を示す図と2008年からの水揚げ推移を示すグラフが描かれています。
(農林水産省「海面漁業生産統計調査」から作成)
銀鮭の養殖は1975年にここ南三陸町志津川地区にて試験養殖がおこなわれたことから始まりました。
2年間の試験養殖の成功は世界初の銀鮭養殖技術の確立となり、その後養殖の技術は県内沿岸部へ広がっていき、商業化も進みました。今では全国の養殖銀鮭の約90%が宮城県で生産されています。
三陸沿岸部特有の地形であるリアス海岸、養殖に適した海水温と豊かな山が育む栄養価の高い海が銀鮭の養殖に適しており、養殖技術が確立されてからも、品質の向上のための餌の改良や飼育環境の改善が続けられ、銀鮭の美味しさは日々進化しております。

世界初の銀鮭養殖技術が誕生したお話

銀鮭の養殖は1975年、南三陸町志津川地区(旧志津川町)にて始まりました。当時牡蠣や帆立などの海面養殖を行っていた1人の漁師さんが、以前乗組員として務めていた船会社さんから銀鮭の試験養殖を依頼されたことが始まりです。
当初は漁師仲間から反対の声もあったそうですが、試行錯誤を凝らした手探りの試験養殖の末、翌年の春には成魚の水揚げに成功、その後約2年間の試験養殖の結果、世界初の銀鮭養殖が技術が誕生し、銀鮭養殖は宮城県沿岸部の主要な産業へと発展していきました。
 
株式会社行場商店
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南三陸町志津川字旭ケ浦13番地
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